今は亡き音楽評論家から思うこと

Posted By on 2016年1月27日

長年趣味として読書に慣れ親しんでいると、たくさんの作家やアーティスト達の作品に出会います。その中にはもう既にこの世を去った人々も少なくありません。また、愛する作家がこの世を去ることをニュースや人づてに知ることもあるものです。私は先日ある音楽評論家が亡くなったことを人から聞きました。この評論家は主にジャズについての文章を書いており、たくさんの書籍を世に残した人です。数年前にはミュージシャンと供に行ったトークショーの会場に足を運んだこともありました。とても小柄で穏やかそうな初老の男性で、トークショーの場は和やかに進み、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。また書籍には書けなかったエピソードなどもふんだんに織り交ぜたこの企画は今でもとてもよい思い出になっています。友人からこの評論家が亡くなったことを聞いた時には驚いたと同時にもうライブな空間でお話を聞くことが出来なくなってしまったことをとても残念に思いました。それと同時に切なさで胸がいっぱいになったことを昨日のことのように思い出します。しかしながら彼が書いた本はいつまでも書店に並び、思考や音楽への思いは若い世代の人々へと語りつがれてゆくことを考えると感慨深いものです。
生きてゆくということは出会いや別れを繰り返してゆくことだという人もいます。若い頃から親しんできた作家やアーティストがこの世を去ることは悲しいことですが、生きている私達は彼らの作品に出会えたことを胸に刻んで、その思いをいつまでも大切にしてゆきたいものです。

スナックのママの写真集

Posted By on 2016年1月1日

以前ぶらりと入った大型ブックストアの一画でスナックのママ達の写真集を見つけました。この本に収められている写真に写っている女性達の顔が今でも忘れられず心に残る書籍となっております。人の顔は20歳を過ぎると自分の人生を反映したものになるそうです。その言葉の意味が手に取るように分かる作品となっており、生きることの重みさえも考えさせられたものです。それほどまでにみなさんよい顔をされていました。
さて私は先日、テレビ番組である街の一画にある飲み屋さんの表情を3日間に渡り取材したものを観ました。主役はお客さんと店を切り盛りするママさんです。たくさんのお客で賑わうお店からママと一緒にしみじみと語りながらお酒を楽しめるところまで、ユニークで個性的な飲み屋が紹介されていました。何よりもお店の看板でもある女性が優しくて気風が溢れているところが印象的でした。お店を訪れる人に安くて栄養価の高い料理を振る舞うために昼間は新聞の折り込みバイトをするママや女手一つで子供を育て上げた逞しい女性など、魅力溢れる人々が登場しました。そしてどの人達の顔も味があってとても素敵でした。夜のとばりが降りる頃に赤提灯が灯るお店を訪れる機会があったら、そこで働く女性の話にじっくりと耳を傾けてみたいものです。

人生を幸せにしてくれるものとは

Posted By on 2015年12月5日

休日の昼下がりが好きです。のんびりとした時間を過ごすことも出来るし気持ちもリラックスしているので、心のゆとりからかちょっとした幸せを味わうことが出来るからです。そんな午後のひと時はカフェに出掛けて読書をすることも多いものです。時々訪れるカフェは、大きな窓があって外にはテラス席が置いてあり人々の憩いの場となっています。私はカウンターの席に座り、窓から町行く人達を見ながら読書をします。本を読むことに集中しつつも、ふと目を上げると窓の外をたくさんの人達が横切るものです。子供連れの家族や仲良く手を繋いで歩くカップル達。みんな思い思いの休日を過ごしているのだと微笑ましく思います。
先日このお店で外を眺めていたところ一冊のマンガを思い出しました。一組の男女が過ごす何気ない休日の生活を描いたものです。まったりとマイペースにそして穏やかな生活を送る登場人物達に好感が持てる作品です。そして登場人物以上にマイペースなネコの存在はこのマンガのよいエッセンスになっています。この本に描かれているような生活が出来たら心地よいだろうなとふとした時に思うもおのです。
生きていれば悩むこともたくさんありますが、ささやかな時間を過ごすことで小さな悩みは解決できる時もあります。気持ちをほぐしてくれる本と美味しいコーヒーと居心地のよいカフェがあれば人生は上手くいくのかもしれません。

レコード屋さんでお買い物

Posted By on 2015年11月10日

散歩途中に中古レコード屋さんに寄ってみました。アナログ版とCDが所狭しと並んでおり、ジャズ、クラシック、ロックにソウルと様々なジャンルの品揃えが展開されているため訪れる人も多い店です。60年代から現代に至るまでの幅広い年代に渡るラインナップは音楽史を知るよい勉強にもなります。私はたくさんのCDを手に取りアーティストや楽曲をくまなくチェックしました。そして店内の試聴器で聴いた女性ジャズシンガーのアルバムに一目惚れして購入してみました。ジャケットはモノクロで美しい女性の写真も印象的でした。また美しいバラードはおうちでのゆったりとした時間に安らぎを与えてくれそうです。
レジで支払いをするため並んでいたところ、横にあった書籍コーナーを見つけました。気になったので購入後に立ち寄ってみたところ、数十年前に発売された雑誌やサブカルチャーの世界で人気を誇る漫画家の作品が売られていていました。レコードやCDのラインナップにもひけをとらないコアな商品達に胸がワクワクしました。なかでも女性アーティストについて書かれたイラスト入りの本はとても面白そうでした。また特典でついているエコバッグはデザインが可愛くかったので購入しようか検討しましたが、この日はお財布の中身と相談して買うことを諦めました。近々この本を買いにまたこの店を訪れてみようと思います。

文化を発信する街を楽しむ

Posted By on 2015年10月17日

友人の結婚式の二次会に出席するために、数週間前の週末に若者文化が根付く街を訪れました。二次会が始まるよりも早い時間に着いてしまいその界隈を散策してみました。その街には十数年前にはたくさんのレコード屋が軒を連ね、音楽好きな人達が、レコード屋の大きな袋を持って歩いている姿をよく目にしたものです。まさにカルチャーの発信の地といった感じでしょか。その後時代の流れにより幾つものレコード屋が閉店しました。当時通っていた大型CDショップが数年前に閉店した時は私も衝撃を受けたものです。それから時が経ち形を変えて街の一画に小さいながらにも今の時代のニーズに合ったショップをリニューアルオープンさせました。この日はこのショップをのぞいて音楽を視聴して幾つかの書籍をみてみました。新品商品と供に中古商品もたくさん並んでいて、懐かしい作品もたくさん目にしました。書籍が並んだ棚には今の音楽シーンを特集した最新の本から昔発売されたものまであり、感慨深い気持ちにさせてくれます。クラブシーンやギターポップ、解散してしまったけれど今でも根強いファンがいるバンドなど、書籍にはたくさんの情報がつまっていました。限られた時間でしか店内を見ることができませんでしたが、またいつかここを訪れてゆっくりと買い物をしたいと思います。

猫を存分に楽しんだ日

Posted By on 2015年9月14日

先日ある街を訪れました。かなり早い時間についてしまったのでブラブラと散歩をして時間を潰してみました。午前中のかなり早い時間に着いたこともありその土地で摂れた野菜や花などが売られた公営の市場を見ることもできたり、小さなお寺を見つけてお庭を散策してみたり充実した時間を過ごしました。そして目的の場所に向かおうと歩き始めたところ、生涯学習センターの玄関口に「猫展」という看板を目にしたのです。この展覧会が妙に気になってしまい、用が済んでから立ち寄ることにしました。会場を訪れたところアマチュア写真家が撮影した猫の写真が飾られておりお気に入りの作品の下にシールを貼って人気投票をする面白い企画がおこなわれていました。どの写真も猫への愛情を感じることができるものばかりで、思わず顔がほころんでしまいます。ふてぶてしい態度や可愛らしいもの、自由気ままな振る舞いなど表情豊かな作品を見ていると猫が地球上に存在していることに感謝の心を抱いてしまうものです。
私の家にも猫について書かれた本が何冊かあります。写真付きの本や猫が登場するマンガなどが本棚に並んでおり、時折読み返すことで心に癒しを与えています。この日もうちに帰ってから短編マンガを読んでみました。展覧会のお蔭もありやはりこの動物には文学的な趣があると再認識することが出来ました。

角度を変えて楽しむ写真

Posted By on 2015年8月27日

とても趣と気品のある洋館を改装して造られた美術館に写真展を観に行きました。この美術館は邸宅を改造しており3階建ての館内は広々として幾つかの部屋に別れています。そして中庭は綺麗に芝生が植えられており、カフェも併設されています。その日はとても晴れていたので、カフェで気持ちよさそうにランチをしている人達を眺めながら写真展を楽しみました。
ロックとサイケデリックと原色の世界が描かれた作品達は、根強いファンが多い女性アーティストが撮影したものです。何度もなんども部屋を行き来しながら、アーティストの世界を存分に堪能しました。私は写真の上手下手は全く分かりませんが、パワーと感受性の強さを感じることができた貴重な時間でした。また展示の仕方もユニークで、写真パネルの上に写真を重ねているところも興味深かったです。会場には今回の展示を作品集としてまとめた本も置かれており、陽の光が差し込む窓辺でゆっくりと読んでみました。展示されているものと同じさ作品が掲載されていますが、空間で観るものと本に掲載されているものは全く別のものに感じられます。また本には織り込みなどの工夫もされているのでアート本としても存分に楽しむことができるのも楽しかったです。一つのアートを色々な角度から観る楽しみ方を知ることができてとても勉強になった美術展でした。

銘菓と心遣いが嬉しい便り

Posted By on 2015年8月10日

部屋の押し入れから昔購入した雑誌を取り出して読んでみました。数年前に発行された雑誌を時折読み返してみると新たな発見があるものです。この号の特集は「料理と本」でした。料理研究家の日常生活や働く人が日々ランチに持参するお弁当、女性作家の往復書簡などが掲載された内容の濃い記事がたくさん載っています。
中でも日本の銘菓として知られる和菓子に付いている「便り」について書いた記事はとても面白いものでした。この銘菓は名だたる神社として知名度の高い神宮にお詣りしたお土産として購入されているものです。誰もが一度はそれを食べたことがあると思います。お餅を甘いあんこで包んだ素朴だけどやみつきになってしまう一品です。現在では駅のキオスクでも売られるようになり今でもたくさんの人に愛されています。和菓子には毎回異なる和の絵柄が施された「便り」がついており、これを目当てで購入する人も多いそうです。写真で拝見しましたが四季折々の植物や花、その地の風景が書かれていてとても趣があり素敵な「便り」です。こうしたちょっとした心遣いは買うものへの配慮と優しさを感じます。私もその地を訪れたら是非購入したいと思います。また「便り」も大切にとっておきたいものです。

初めて聞いた友人の歌

Posted By on 2015年7月26日

友人にミュージシャンがいます。彼女はOLをやりながらシンガーをする明るくて素敵な女性です。かれこれ3年程の付き合いがありますが、今まで彼女の歌を聴いたことは一度もありませんでした。そこで彼女が出演するライブが開催されると聞き、早速会場へ足を運びました。今回のイベントは投げ銭制ということでドリンク代とチャージを支払い、聴き終った後にお客さんが自由な金額をミュージシャンに支払うというとてもユニークなイベントでした。
ちなみに彼女はオリジナル曲も作成しており自分で詞を書いています。仲のよい友人である私はどんな歌を書くのかとても興味がありました。それと同時に友人の胸のうちを覗いてしまいそうで少々照れくささも感じていました。しかしながらステージを観た時にそんな恥じらいは吹き飛んでしまいました。パワフルな歌声と人を包み込んでしまうような温かい詞が胸を打ったからです。そして音楽でも小説でも作品を生み出すということは作る人の魂が注ぎ込まれるのだと改めて感じることができました。きっと彼女の心が穏やかで優しいからこそ人の心を捉える作品を作ることが出来るのだと思います。これからも素敵な作品がたくさん生まれますようにと応援せずにはいられません。

3歳のバースデイプレゼント

Posted By on 2015年7月13日

友人の子供が3歳の誕生日を迎えました。そこでおうちに遊びに行くときにプレゼントを持っていくことにしました。洋服、おもちゃ、食べ物などなど。どんなものがよいかを考えた結果、一生記憶に残り生涯を通して長く付き合うことが出来るものがよいと思い本をプレゼントしました。この本は世界的に読み継がれている童話です。私も小さな頃にはよく世界名作集などの物語を読んだものです。こうした経験は後に本を読む習慣を与えてくれるし、大人になってもふとストーリーを思い出しよい時間を過ごすことにも一役買ってくれるものです。そしてたまに読み返すことで童心を思い出し、純粋気持ちを蘇らせることもできます。童話は子供の読み物としてではなく、年を重ねても考えさせられるストーリーが多くあるものです。
友人の子供にあげたのは、1月から12月までの精霊が登場する物語です。この話は私が大好きな童話の一つで心温まるストーリーが魅力です。絵本仕立てになっているので読みやすくて絵も素敵なので、幼い子供は目で観て楽しむこともできそうです。3歳のバースデイプレゼントが一生を通して彼女の心に刻まれるものになることを願わずにはいられません。そして本をこよなく愛する素敵なレディになってもらえたらいいと思っています。

どれから読んでいいのか迷ってしまう・・・

毎日たくさんの小説がいろんなところで生まれています。
いっぱいあるのはいいことだけど、どれを読んでいいのか迷ってしまうのが悩み。あれもこれも欲張りなわたし(笑)